・塩対応の語源について知りたい
・塩対応はいつから使われたのか?
・塩対応の類語が知りたい
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
塩対応の語源を時系列に沿って解説しているのでかなり分かりやすいはずです。
この記事の結論は以下のとおりです。
- 塩対応の語源は「相撲やプロレス試合のしょっぱい反応から派生した俗語」である
- 元AKB48の島崎遥香(ぱるる)の塩対応を変えるという企画がきっかけで全国に広がる
- 塩対応の類語は「そっけない」や「愛想が悪い」がある
塩対応の語源について気になっている人は、この記事がきっと役に立つはずです。
すぐに内容を知りたい方は、以下の「リンク先」からどうぞ。
塩対応の語源
どのようにして塩対応という言葉が誕生したのかを時系列にしてまとめたのでご覧ください。
プロレスラーの試合後の「しょっぱい試合ですみません」という言葉が始まりです。
もともとは相撲業界で「しょっぱい」という言葉が使われていました。
使われた理由としては、塩をまいたものの土俵をはってばかりで試合がつまらない(=弱い)と思われて、それがプロレスにも使われてきました。
プロレスは観客を満足させる試合ができないと「しょっぱい」と判断されて評価が下がります。
しょっぱい試合をしてしまい、プロレスラーが「しょっぱい試合をしてすいません!」というマイクパフォーマンスからファンの間で「しょっぱい」という言葉が使われて、それがテレビの芸能人に使われて全国に知られるようになりました。
AKBを始めてとするアイドルとの握手会に参加したものの、アイドルのやる気のない態度を見て不快に感じて〇〇にしょっぱい反応されたというのが広まりました。
「しょっぱい対応」という言葉が長いのでファンの間で言葉を変えることでいつの間にか「塩対応」という言葉が誕生しました。
そこからは有名な話ですが、元AKB48の島崎遥香(ぱるる)がファンとの交流会で塩対応すぎたというのがネットで話題になります。
2014年に当時人気だったバラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」にて「AKB48の島崎遥香の塩対応を直す」とう企画が放送されてことで、塩対応という言葉が全国に認知されて使われるようになりました。
テレビ効果は絶大で、「ユーキャン新語・流行語大賞2014年」では「塩対応」がその年の新語・流行語にノミネートされました。
もともとは「しょっぱい」という言葉が1990年代にあり、そこから20年くらいの時間が経過して「塩対応」が誕生しました。
俗語であるのでビジネス面では使えませんが、今後も日常生活では使っていくことでしょう。
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塩対応と冷たい反応の違い
違いは以下のとおりです。
まずは塩対応から。
- そっけない態度
- 愛想がない
- 自己中
次に冷たい反応です。
- つれない態度
- 冷徹な態度
- つんつんしている態度
- つんけんしている態度
類語だけあって、ほとんど同じ意味ですね。
そのときどきで好きな言葉を使えば良いですね。
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塩対応の類語について
塩対応は「しょっぱい態度や反応」から派生した俗語なので類語は以下の2つのみです。
- そっけない態度
- 例文としては、
「友達を映画に誘ったものの、忙しいから無理とそっけない態度を取られた」
といった使われたかたがあります。
コミュニケーション取るのが苦手だったり、思いやりがない人はそっけない態度をとりがちです。 - 愛想がない・愛想が悪い
- 例文としては、
「仕事で取引先に訪問して元気にあいさつしたものの、愛想が悪い返事をされて気分が悪かった」
といった使われかたがあります。
人と会話するにあたって、好感度が下がる言葉や態度をされたときに使われます。
類語ですが、わずかに意味が違うので状況別で使い分けていくと良いですね。
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まとめ:時系列から塩対応の語源を知ると歴史が分かりおもしろい
この記事を作るにあたりさまざまな資料を調べました。
てっきり塩対応はネットスラング用語である、ふっとわいてきた言葉だと思っていたのですが、まさか1990年前半の大相撲から来ているとは思いもしなかったです。
何でも調べてみると新しい発見があり面白いですね。
最後にこの記事をまとめて終わります。
- 塩対応の語源は「相撲やプロレス試合のしょっぱい反応から派生した俗語」である
- 元AKB48の島崎遥香(ぱるる)の塩対応を変えるという企画がきっかけで全国に広がる
- 塩対応の類語は「そっけない」や「愛想が悪い」がある
最後までお読みいただきありがとうございました。